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Report 第11回札幌国際短編映画祭(SAPPORO SHORT FEST 2016) ~ショートフィルムならではの魅力あふれる作品との一期一会

Text by hebaragi
2016/11/28掲載



 10月10日から16日まで、札幌プラザ2・5をメイン会場に「第11回札幌国際短編映画祭(SAPPORO SHORT FEST 2016)」が開催された。今回は、世界101の国と地域から3,548作品の応募があり、日本の作品も253作品を数えた。期間中に上映された作品は、オフィシャル・コンペティション対象作品をはじめ約200本を数える。朝夕めっきり寒くなり、紅葉もちらほら始まった秋の札幌を彩る風物詩となった感もある映画祭をレポートしたい。

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映画祭ポスター

 本映画祭のメインとなるコンペは、フィルムメーカー部門と作品部門があるが、今回も秀作揃いで、観客を大いに魅了した。なかでも作品部門のナショナル・プログラムとして17作品が出品された日本映画には興味深い作品が多かった。最優秀国内作品賞と最優秀作曲賞のダブル受賞となった『どす恋ミュージカル』(落合賢監督)はユニークな設定と、主演を務めた台湾の人気歌手リン・ユーチュンの歌唱力に魅了されつつ、抱腹絶倒のシーンが続く楽しい作品だ。

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『どす恋ミュージカル』

 最優秀北海道作品賞を受賞した『流星と少女』(「北海道セレクション」部門、片岡翔監督)は、流れ星をモチーフとして、思春期の少女の瑞々しさが伝わってくる作品。「ファミリー&チルドレン」部門では、最優秀チルドレンショート賞の『つかまえろ』(監督:バー、デマレット、フォナー、マーティー、ロビン、ソラー)が、銀賞の『UTOPA』(田中孝弘監督)、銅賞の『ムーム』(監督:ロバート・コンドウ、堤大介)とともに、楽しく美しい映像表現で、たくさんの子供たちの目をひいた。また、受賞作品以外でも、『お墓参り』(吉村元希監督)、『少年のバス』(山口洋介監督)、『ナラシ』(崔得龍監督)など、ショートフィルムならではの世界観を持った作品が多かったことが印象に残る。

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『最高の監督』

 韓国映画は「アジアンタイフーン11」と題した特集上映で3本の作品を見ることができた。昨年の『女優魂』に続き、女優ムン・ソリが監督し主演も務めた作品『最高の監督』は、ある映画監督の葬儀会場が舞台のワンシチュエーション・コメディドラマだ。過去の栄光はあるものの最近は10年以上も監督作品がなく、葬儀の参列者もほとんどいない監督。少ない参列者たちは、まるで単に酒を飲みに来たとしか思えない行動で遺族を困惑させる。そんな中、ムン・ソリは、仕事の依頼もめっきり減った女優の表情を見事に演じていた。また、『ウジュの鶏』(ピョン・ソンビン監督)は、学校の先生に恋をしたダウン症の少女を表情豊かに演じた作品。『ダンシング・キャット』(ミン・ヨングン監督)は、風変わりな踊る猫の人形をモチーフにした作品で、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016のショートフィルム・コンペ部門にも出品されたが、今回もユニークな設定が観客を楽しませた。

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『ダンシング・キャット』

 本映画祭は、インディペンデント精神を重んじ、子供たちの未来を考え、新しい世界の価値観を相互理解し、世界の平和を作ることを目的としている。また、徳島国際短編映画祭とも連携しており、作品の相互上映も行われている。さらに今回は、新たな取り組みとして、「No Maps - Sapporo Creative Convention」としてコンペティション、エキシビション、カンファレンス、ワークショップなど、産業、学術、文化がクロスする国際的なコンベンションが開催された中での映画祭という位置づけになるなど、これまでとは異なる新たな展開を迎えた。短時間に次々と珠玉の作品に触れられることが短編映画祭ならではの大きな魅力のひとつだ。11回目を迎えた今回の映画祭も秋の札幌を彩る一大イベントとして市民の間にも定着した印象がある。来年以降のさらなる発展を願ってやまない。


第11回札幌国際短編映画祭
 期間:2016年10月10日(月・祝)~10月16日(日)
 会場:札幌プラザ2・5ほか
 公式サイト http://sapporoshortfest.jp/16/

Writer's Note
 hebaragi。新海誠監督の作品が好き。『君の名は。』は既に3回劇場に足を運んだ。大ヒット中の本作に魅了された観客が『秒速5センチメートル』など過去の作品でも「新海節」に注目してくれればと思う今日この頃。


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