News ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2016、今年も開幕! 珠玉の短編映画一挙上映
Text by Kachi
2016/6/5掲載
世界100以上の国と地域から集まった約6,000本の作品より、厳選された約200本が披露される短編映画の祭典、ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2016が、6月2日(木)に開幕した。今年、韓国関連作品は、イム・サンス監督『隣のバンパイア』など、12本がラインナップされている。

チソン、パク・ソダム出演作『隣のバンパイア』
「韓国・アシアナ国際短編映画祭プログラム」は、アシアナ国際短編映画祭の作品から、選りすぐりの5作品を上映するプログラム。パク・チュニョン監督『メソッド』は、役柄の内面に注目し、感情を追体験することによって、より自然でリアリステックな演技を行う「メソッド演技法」をモチーフにした短編。しばしば演者の内面をむしばんでしまうというメソッド演技法の危うさを血なまぐさく表現した、これぞ韓国リアリズムな1本。

『痛み止め薬』
就職浪人がドラッグ売買に加担していく、ホン・ギウォン監督の『痛み止め薬』は、2013年の東京国際映画祭上映作『起爆』などで知られる、インディーズ映画界の貴公子、ピョン・ヨハンが主演。ジャジーな音楽が流れるシーンは悪漢映画調でスリリング。映像の切れ味も満点で、最後まで目を離せない。
ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2016は、東京・表参道ヒルズ スペース オー、横浜・ブリリア ショートショート シアターを中心に、6月26日(日)まで開催される。
韓国関連作は以下の通り。
<インターナショナルプログラム2>
『権力の鏡』(Mihai Grecu監督) ※ 北朝鮮を描いたフランス映画
<アジアインターナショナル&ジャパンプログラム4>
『隣のバンパイア』(イム・サンス監督)
<アジアインターナショナル&ジャパンプログラム5>
『キープ・ゴーイング』(キム・ゴン監督)
<アジアインターナショナル&ジャパンプログラム6>
『無我』(チョン・ヘソン監督)
『片想いスパイラル』(原桂之介監督) ※ 知英主演の日本映画
<アジアインターナショナル&ジャパンプログラム8>
『非武装地帯』(イ・ミヌ監督)
<アジアインターナショナル&ジャパンプログラム9>
『Joseon - Korea - / 朝鮮 - コリア -』(呂翼東監督) ※ 在日コリアンのドキュメンタリー
<韓国・アシアナ国際短編映画祭プログラム>
『メソッド』(パク・チュニョン監督)
『エサ』(キム・ボヨン監督) ※ アニメーション
『少年時代』(コ・ヒョンドン監督)
『消去』(キム・ヨンフン監督)
『痛み止め薬』(ホン・ギウォン監督)
ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2016
期間:2016年6月2日(木)~6月26日(日)
会場:東京・表参道ヒルズ スペース オー、横浜・ブリリア ショートショート シアターほか
料金:一部有料イベントを除き無料
公式サイト http://shortshorts.org/2016/
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