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Interview 『アトリエの春』チョ・グニョン監督、主演女優キム・ソヒョン、イ・ユヨン

Text by 加藤知恵
2014/11/9掲載



 今年も六本木ヒルズにて、10月23日から9日間の日程で開催された東京国際映画祭。韓国作品としてはチョ・グニョン監督の『アトリエの春』と、キム・ドンフ監督の『メイド・イン・チャイナ』の2本が上映された。

 『アトリエの春』(原題『春/봄』)は、韓国内での公開を11月20日に控えた未公開の作品ながら、ミラノ国際映画祭での大賞・撮影賞・主演女優賞をはじめ、既に多数の国際映画祭で受賞を重ねている。監督のチョ・グニョンは、『箪笥』『デュエリスト』『後宮の秘密』など数々の作品に美術監督として参加した後、『26年』で監督デビュー。本作では病を抱えた彫刻家(パク・ヨンウ)とそれを支える妻(キム・ソヒョン)、そして彫刻のモデルを務めることになる女性(イ・ユヨン)という3人が織りなす純愛を、見事な映像美で描き出している。「あなたの春はいつですか?」というキャッチコピーが表すように、「人生の中で魂が最も光り輝く暖かな時間」それが本作のテーマであると感じた。

tiff2014spring1.jpg
左からキム・ソヒョン、監督、イ・ユヨン

 今回の東京国際映画祭では監督と主演女優の2人、キム・ソヒョン、イ・ユヨンが来日し、2日間のティーチインに加え、インタビューにも答えて下さった。


ティーチイン(10月25日)

石坂健治プログラミング・ディレクター:実はこの作品は邦題を付けるのに悩みました。韓国語の原題は『春』で、英題の『Late Spring』を日本語にすると「晩春」なんですが、それだと日本映画にありますので。映画祭の段階で意訳をするのはあまり好きではないのですが、結局「アトリエ」を付けて『アトリエの春』にしました。それではまず、ゲストのお三方にご挨拶をいただきたいと思います。

チョ監督:多くの方に来ていただけて光栄です。私が尊敬していて、普段よく見る日本の監督が小津安二郎です。『晩春』は小津監督の作品ですよね。私も英題を付ける時に随分悩みましたが、この作品の主旨とぴったり合うので、それ以外のタイトルが浮かびませんでした。それで結局『Late Spring』になりましたが、私が尊敬する監督の出身国で上映していただけてとても光栄で、感激しています。

ソヒョン:緊張しますね。ジョンスク役のキム・ソヒョンです。(日本語で)はじめまして。どうぞよろしくお願いします。ここへ入った途端にすごい熱気を感じて嬉しく思いました。韓国ではまだ公開前なのですが、東京国際映画祭でたくさんの方にお会いできて光栄です。ありがとうございます。

ユヨン:こんにちは。ミンギョン役のイ・ユヨンです。私にとって初めての長編出演作なのですが、日本にまで来ることができてとても光栄です。こんなに大勢の方に見に来ていただけて嬉しいです。

観客1:1969年の浦項(ポハン)市が舞台ですが、その年代と場所を選んだ理由を教えて下さい。

チョ監督:まず1969年は僕の生まれた年です。それに美術監督として幾つかの作品に参加する中で過去を描くことには慣れていて、イメージがしやすかったと思います。浦項という都市は、韓国映画の中にはあまり登場しない、ある意味疎外されているような都市です。そういうあまり知られていない場所で映画を撮りたいという気持ちはありました。それにこのシナリオを書いたプロデューサーの方も同じ気持ちでしたので、打ち合わせた結果、浦項に決めました。

石坂:女優のお二人にお聞きしたいのですが、監督の演出に対してや、役作りにおいて、どのような努力をされましたか。

ソヒョン:私は監督から「何も考えずに空っぽになれ」と言われました。撮影現場でも、私に対しては細かい指示はありませんでした。ただ「何も考えるな」と言われていたので、現場を一人で歩き回って、何も考えないように努力しました。ジョンスクという人物は、同じ女性として完全に理解できない部分もあり、なぜだろうと自分自身に問えば問うほど疑問が生じました。だから監督もシナリオを初めて読んだ時から撮影が終わるまで、そう言い続けてこられたのだと思います。

チョ監督:補足しますと、ソヒョンさんは韓国でとても有名な女優ですが、特に怒る演技がうまいことで有名です。そんな怖いキャラクターで観客にも親しまれていますが、僕から見れば全然違う面があるのに、なぜそのような役ばかりに起用されるのか疑問に思っていました。それでこの役を依頼したんです。

ユヨン:私は初めての出演作なので、どうすべきか悩んだ点も多く、監督とたくさん打ち合わせをしました。でも監督は、どのように演じるかというよりは、ミンギョンの人生について色々と説明してくださいました。例えば私が「ミンギョンはなぜ逃げ出さないで彼と暮らしているんでしょうか?」と聞くと、まず監督は「考えてごらん」と言って、その後暫くしてから「子どものためじゃないかな」と答えて下さいました。そのようなやり取りをよくしましたが、撮影が終わりに近づいた頃に「あとは何をしたらいいでしょうか?」と聞いたら、「遊んでいればいいよ」と言われました。でもそう言われると本当に遊ぶべきなのか、何かすべきなのか迷ってしまって(笑)。結局頭を空っぽにして遊んでいました。

観客2:国際映画祭ということで、監督にはこの東京や韓国から世界の方々に共感していただきたいメッセージがあればお聞きしたいです。女優のお二人には、完成作品を見て意外に思った点や、もう一度演じる機会があればこうしたいという場面など、完成作品を見て最初に感じたことを教えていただきたいです。

チョ監督:最近は暴力的で刺激の強い映画が世界中にあふれていますが、私もそのような作品にスタッフとして参加する中で、少し疲れていました。確かに人間には強くて暴力的な面もありますが、優しくて純粋な面もありますよね。そのような普遍的な人間愛を描きたいという気持ちはありました。

ソヒョン:「空っぽになれ」という指示通り、自然にうまく歩けているなと感じました。本作は夏に撮影をしたのですが、私の着ていた韓服は布地が厚くて下着もとても暑いんです。私は夏に弱い体質なので、もう一度撮影できるかと聞かれたら、出演料次第で考えてしまいますが(笑)。私は映画の出演作が少ないので、ぜひ本作を自分の代表作にしたいと思っています。監督のお話のように、ドラマでは激怒したり、目を見開いたりする役を多く演じてきました。でもこの作品を通して、私自身も癒やしを感じました。私も映画やドラマに暴力的な作品が多いと感じていましたが、本作がそれらを緩和するような作品になればうれしいです。

ユヨン:最初にシナリオを読んだ時から美しい映像になると思いましたが、予想以上に心に響く切ない作品に仕上がっていて嬉しかったです。演技については私だけが残念です。もう一度撮影できるなら、もう少しうまくできるのではないかと思うのですが。でも監督やスタッフ、先輩方が助けて下さったおかげでミンギョンを演じきれたので、後悔よりは満足感が強いです。

石坂:それでは最後に一言ずつコメントをいただきたいと思います。

ユヨン:女優として初めてこんなにたくさんの方々にお会いできたのに、時間が短かくて残念です。この作品を見てどう感じていただけたのかまだまだ気になりますが、今日はお越し下さり本当にありがとうございました。

ソヒョン:私も作品の上映で海外に来たのは初めての経験です。この東京での上映は、アジアでのスタートだと思っています。これをきっかけに多くの映画館で上映していただければうれしいですし、今日こうして来ていただけたことに感謝しています。(日本語で)ありがとうございます。

チョ監督:この作品のおかげで色んな国に招待していただきましたが、今回の東京ほど多くの皆さんが最後まで残って話を聞いて下さったのは初めてです。皆さんの目を見る限りは、映画を気に入っていただけたようで満足しています。特に韓国と日本は感性が似ているので、そう確信しています。本当にありがとうございました。(日本語で)ありがとう。


インタビュー

── とても優しく、心が洗われるような作品でした。監督もとても穏やかな方でいらっしゃいますが、撮影現場でも細かく演技指導をするよりは、基本的に俳優に委ねるスタイルなんですね。

チョ監督:僕は映画も一種のドキュメンタリーだと思っています。僕がいつどこで、どんな俳優と一緒にいたのか、その瞬間をフィルムに収める物なのではないかと。だから俳優には自然体であることを望みました。そのシーンの目的だけを伝えて、動きや口調などの表現は俳優自身のものを活かしてほしいと言いました。それをカメラがうまく収めさえすればいいと思っていました。

── 監督は長く美術監督として活躍してこられましたが、女優のお二人も監督のそのような美術センスを感じましたか?

ユヨン:すばらしいです。


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妻役を演じたキム・ソヒョン

ソヒョン:衣装へのこだわりもそうですし、現場の小道具や美術にも細かな部分まで神経を使われていました。用意した衣装が実際の現場の雰囲気に合わなければ変えることもよくありましたし、それを想定して常にたくさん準備をされていましたね。

── 美術監督は別にいらしたようですが、監督自身が劇中の絵や彫刻を作られたりもしましたか?

チョ監督:ジュングが描くデッサン画は全て僕が描きました。映っている手も僕の手です。今回の美術監督は彫刻を学んだ人で、僕は絵画を専攻していたので、二人で分担して作り上げました。

── 長く美術監督として活躍された立場から、どのような経緯で監督になられたのでしょうか。

チョ監督:実は前作(デビュー作『26年』)には元々美術監督として参加していました。しかし政治的な内容が含まれていたためか、なかなか制作が進まず、予算を減らすために色々とアイディアを練るうちに、じゃあ自分が演出すればいいじゃないかと思いました。実は本作も、別の作品の打ち合わせでプロデューサーに会いに行ったところ、美術に関わる内容だから読んでみてくれとシナリオを渡されまして。読んでみたらすっかり魅了されてしまい、結局この作品を先に撮ろうという話になりました。シナリオとの運命的な出会いがきっかけだったと言えると思います。

── パク・ヨンウさん演じるジュングは彫刻家ですが、美術家である彼の役に監督自身や監督の思いも反映されていますか?

チョ監督:実はジュングは僕の父が、ジョンスクは僕の母がモデルです。実際に僕の母は美術をしていて、父は機械を専攻していました。この作品を準備していた頃、父の体調がとても悪く、完成した直後に亡くなってしまいました。結局この作品を見てもらうことはできませんでしたが。父がもう長くないと分かっていたからこそ、このシナリオに惹かれたのだと思います。父と母にプレゼントとして残したいという気持ちがあったからです。芸術家は気難しくてわがままな一面もありますが、それは本人の調子がいい時の姿です。しかし今回は芸術家というよりも病気に苦しむ一人の人間の姿に焦点を当てました。そしてそれを支える妻ですね。妻は夫の命を少しでも伸ばそうという努力から、モデルを見つけます。そのモデルは彼にインスピレーションを与えて、生きる意欲を呼び起こすので、それだけ純粋な存在であってほしかった。本作はその3つの材料を使って全力で料理してみようという気持ちで撮りました。

── ジュングは芸術家としてミンギョンの顔を作りたいと望みながら、最終的に自分の顔を作りますよね。そこには芸術家としての欲望と、妻に対する思いやり・優しさとの間で葛藤もあったように見えたのですが。

チョ監督:実は最初のシナリオではミンギョンの顔を作ることになっていました。でももっと深く掘り下げてみたら、自分の顔を妻に残すのではないかと思いまして。パク・ヨンウさんはミンギョンの顔を作りたいと言っていました。俳優はそれぞれ違う気持ちだったようです。僕も最後まで悩みました。でも、もし僕が彫刻家で死を悟った時に何を残したいかと考えたら、やはり自分自身を描きたくなるだろうと。うまく説明できませんが、彼は常に他人を作り続けてきたわけです。子どもがいればまた別でしょうが、そうでなければ自分自身を残したくなるような気がします。それにミンギョンやジョンスクを作れば、そのどちらかを傷つけることになりますし。だから自分自身にしようと決心して作ったのではないでしょうか。

── ソヒョンさんのキャスティングについては、これまでと違うイメージを期待したとのことですが、ユヨンさんとパク・ヨンウさんはどのように決まったのですか?

チョ監督:パク・ヨンウさんはこれまで、ある設定を決めて、それに対して緻密に考え抜く方法で役作りをしていました。でも今回は、感覚のままに気楽に演じてくれと言いました。彼自身がジュングという役柄と似ているので、計算する必要がないと思ったからです。彼にとってもそのような演技が楽しかったようです。ユヨンさんは、最もキャスティングが難しいと言える役なので、シナリオの段階から女優のイメージは固めないようにしていました。そしたらある日彼女が事務所に来たのですが、僕は見たとたんに驚いて「ぜひやってくれ」と言いました。それで会ったその日に決まったんです。周りからは「そんなふうに決めちゃだめだ」と怒られましたが(笑)。

── ユヨンさんは、なぜその時事務所にいらしたんですか?

ユヨン:偶然にシナリオを読んで、とても美しい映画だなと魅了されたんです。絶対に出たいと思って、無謀にも事務所に押し掛けました。

チョ監督:思い切ってくれましたよね。元々はオーデションをするつもりだったのですが、その必要もなく決まりました。

── 初めての出演作でヌードシーンがあるのは勇気が要りませんでしたか? それでもぜひ出演したいと思われたんですね。

ユヨン:特に勇気は要りませんでした。監督に会った時も、撮影前に準備をする過程でも、ヌードにならなければいけないという感覚はあまりありませんでした。最初にシナリオを読んだ時は美しい映画だという印象が強くて細かくは考えていませんでしたが、少しずつ時間が経つにつれ、この映画に出なければ彫刻家のモデルになる機会もないだろうと思うようになりました。時が経てば私の体型も変化しますし、今の体を美しく撮ってもらえるという確信もありました。いざ映画が完成して上映されるとなると緊張しますが、撮影中はとても幸せに感じていました。

── 美しく見せるために努力もされましたか?

ソヒョン:照明監督さんが努力しましたよ(一同笑)。


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モデル役で長編映画デビューしたイ・ユヨン

ユヨン:モデルが出てくる映画や、美術の写真もたくさん見ました。監督と話し合って、ポージングの研究や練習もしました。

── ソヒョンさんはオファーを受けてシナリオを読んだ時、どう思われましたか?

チョ監督:あまり気に入らなかったようです。「こんな女性がいるわけない」と言われました(笑)。

ソヒョン:いいえ、最初に読んだ時はとても美しい話だと思いました。パノラマのように映像が浮かんで、この作品は自分にとっても意味のあるものになるだろうなと。ジョンスクという役の中には私自身も存在していますが、夫が芸術という分野に打ち込んでいて、それを支える芸術家の妻としての姿勢は私も理解できます。しかし一人の女性としてはそれ以上のことをするのは難しいと感じ、監督に打ち合わせの段階からたくさん質問しました。だから監督は私に「何も考えるな」と言ったのかなと思います。正直今になってお話しすると、「何も考えるな」と言われた時は少し寂しい気持ちになりました。なぜ他の二人にばかり色々言うのかなと。

チョ監督:同じような質問ばかりするからですよ(笑)。

ソヒョン:ジョンスクというキャラクターを何とかして理解したかったからです。アドバイスでもしてくれればいいのに、ずっと「何も考えるな」と言われるので、「私は何なのよ」と思いました(笑)。落ち着かない気分で撮影に向かう日もありました。でもそれが役に立ったのかなとも思います。だからこそたくさん歩き回りましたし。実は全羅道には初めて行きました。順天(スンチョン)や筏橋(ポルギョ)も観光したりして、この撮影をしながら遊んでいたような気もします。そうして帰ってくると仕事をしようという気分になり、疑問が消えました。監督はいつも「やってみな」と言うので、私は「こんなのはどう?」と言って投げかけます。すると監督は静かに答えるのですが、正直大声で言われるよりも気になるんですよね(笑)。だから知らない間に監督の演出の内にいるんだなと感じました。

チョ監督:僕も何も考えずに「空っぽになれ」と言い続けたわけではありません。ジョンスクが夫の帰りを待ちながら、田んぼを歩くシーンがありますよね。僕は最初からあそこにジョンスクの心情が全て現れると考え、一番大事なシーンになると思っていました。場所も慎重に選び、照明もたくさん用意して、スタッフもかなり気を張っていました。撮影当日、大規模なセッティングを終えた段階で彼女が来ました。どう演じてほしいというイメージは漠然とありましたが、彼女が空っぽになっていく過程を見ながらもう大丈夫だと思ったので、僕はただ「ここからあそこまで歩くんだ」と伝えました。そして「君はもうジョンスクの役になっているから、思うままに表現してみて」と言いました。それで僕もスタッフも全員リハーサルのつもりで撮り始めたら、彼女が突然くるくると回り始めたんです。全員が感動していましたね。結局一発オーケーで終了しました。夜遅くまで撮影が続くだろうと食事まで準備していたんですが。その時僕は本当に、彼女を選んで正解だったなと思いましたね。僕が期待した何十倍ものことをやってくれましたので。実際にそのシーンが一番印象的だったと言ってくれる方が多いです。

── 確かにそのシーンにはジョンスクの可愛らしさや純粋さが現れていると感じました。それまでは普通の女性なら夫が他の女性に心を奪われれば嫉妬するだろうなと、彼女の嫉妬心がいつ現れるのかはらはらしていました。でもあのシーンを見て、彼女という人間がよく分かった気がします。

ソヒョン:そのような話もしました。彼女はアトリエまで行くのか、直接自分の目で確認するのか、それとも見た後に戻って来るのかと。でもジョンスクという女性は、嫉妬心を超越しているんですよね。撮影前までは、なぜだろうと疑問に思っていました。でも結局はそこを通過して、アトリエには行かないだろうという結論に至りました。ジュングとミンギョンの愛、いわゆる“ラブ”とは違いますが、それを直接目にしなかったからこそジュングとの関係性が成り立った部分もあるとは思います。

チョ監督:確かにソヒョンさんの疑問も理解できて一理あるのですが、僕の母は衰弱していく父に対し、「あの人が浮気をしてもいいから起きてほしい」と言っていました。その姿を実際に見たので、心から相手を愛していれば大した次元の問題ではないだろうと感じました。でもそれを彼女にうまく説明できなかったんです。だから空っぽになっていく過程でジョンスクの心情にぶつかってくれるだろうと期待していました。

── 監督の作品に対する思いがよく伝わりました。最後にお話しされたいことはありますか?

チョ監督:本作は決して高予算の映画ではないのに、韓国でとても有名なベテラン・スタッフがたくさん参加してくれました。非常に映画らしい映画だと、映画人としてこんな作品に携わりたいと言って加わってくれたんです。照明監督も本当ならばすごくギャラの高い方なのですが、ありえない金額で引き受けて下さいました。そして撮影が終わった後も、楽しかったと言って満足して下さいました。疲労している今の韓国社会に必要だと思って作った作品ですし、そんな作り手の気持ちが観客の皆さんにも伝わればうれしいです。



第27回東京国際映画祭
 期間:2014年10月23日(木)~10月31日(金)
 会場:TOHOシネマズ六本木ヒルズほか
 公式サイト http://2014.tiff-jp.net/ja/

Writer's Note
 加藤知恵。3人同時のインタビューのため時間が足りずに残念でしたが、日本語で「また明日(いらっしゃい)」と言ってくださったキム・ソヒョンさんの優しさに感激しました。劇中では2児の母を演じたイ・ユヨンさんも、素顔は色白で笑顔のあどけない24歳の姿そのままでした。


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